創意工夫と情熱に溢れたベンチャー企業を支援させていただくことは、弁護士の業務の中でも、特にクリエイティブな要素が強く、やりがいのある仕事です。
こうした思いから、麻布経営法律事務所におきましては、ベンチャー企業支援に特に積極的に取り組んでおります。
経営基盤が必ずしも盤石でないベンチャー企業にとっては、紛争に巻き込まれること自体が経営基盤を危殆化させかねない重大事です。ベンチャー企業が順調に成長していくためには、日常的に信頼できる弁護士の法的コンサルティング・法的サポートを受け、事前にリスクを回避する「予防法務」の観点が特に重要になります。
また、平成18年5月に施行された新会社法は、「経済の活性化のためにはベンチャー企業の成長が不可欠である。」との認識から、ことに中小規模の会社を念頭に置き、自己責任原則の下、定款自治の範囲を拡大したものといわれています。こうした大きな流れの中で、ベンチャー企業にとっては、いかに法に抵触するリスクやトラブルを回避するかという消極的な面だけではなく、いかに戦略的・積極的に法を活用するかという「戦略法務」の観点が、極めて重要になってくるといえるでしょう(例えば、会社の成長ステージに応じた適切な機関設計、円滑な資金調達のための種類株式等の活用等)。